ヘルプデスク対応領域を拡大して、業務効率を改善
業務効率化,プロセス可視化,ヘルプデスク,セルフサポート
課題
- 非効率な運用を解消して、新システム導入に備えたい。
効果
- 業務効率をあげて呼量削減。新システム導入のサポートもスムーズに対応。
企業の課題
情報システム部門の一部がヘルプデスク機能を担っていたため、以下の問題が発生していた。
- 繁忙期の問い合わせ量に対応しきれず、利用者から不満が噴出
- 複数の窓口がそれぞれ独立運用していたため、利用者がたらい回しに
- 情報システム部門が、本来の業務に専念できない
情報システム部門は新システム導入のイベントを控え、抜本的な改善が必要になった。
ソリューション
現状のヘルプデスク機能を分析して、役割・スキルを再定義した「統合ヘルプデスク」を構築。
増減する問い合わせ量にも対応できる体制を構築した。
問い合わせの分析
- 問い合わせ実績をもとに、有効なFAQコンテンツを洗い出し
- 繁閑の波と、その原因(イベント内容)を解明
- ヘルプデスクに必要な工数を洗い出し、適正要員数を配置
スキルの定義
- 対応に必要なスキルを厳密に定義し、専門スキルを持たせる
- 一方、担当外スキルも支援できるよう、マルチスキル教育を推進
FAQ・ナレッジの整備
- 利用者に自己解決を促す「公開FAQ」を整備
- ヘルプデスクに必要なマニュアル、ナレッジを「内部ナレッジ」として整備
- 問い合わせの傾向分析、必要なFAQ・ナレッジの更新を専門で行う担当を設置
情報の一元管理
- ヘルプデスク全体で運用ルールを統一して、顧客情報、問い合わせ履歴を一元管理
成果
利用者の不満を解消
- 繁閑の波を予測して、スキル設計と要員配置を実現
- 一つの窓口でワンストップな対応を実現して、利用者を待たせることなく対応
- 情報システム部門は、本来の業務に専念できた
問い合わせ量が削減
- ナレッジの統一と共有により、ヘルプデスクのスキルと処理効率が向上
- 常に最新のFAQを利用者に提供し、自己解決によって問い合わせ量を減少させた
PDCAサイクルの確立
- データを取り出しやすい環境、運用・管理ルールの統一
- 業務分析しやすくし、業務改善のPDCAサイクル運用を確立した
新イベントの対応
- その後の基幹システムの入れ替えや、スマートデバイスの新規導入、継続的な問い合わせも統合ヘルプデスクで一括対応
- イベントの企画、設計、体制作りによって、統合ヘルプデスクが盤石な基盤として機能した