金融サービス仲介業の登録完了、サービス提供を開始～BPOサービスベンダーの登録は国内初～

ＳＣＳＫサービスウェア株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：清水　康司、以下ＳＣＳＫサービスウェア）は、2022年3月29日に金融サービス仲介業者として登録を完了しました。BPOサービスベンダーとして金融サービス仲介業の登録は国内初となります。

１．背景

昨今の金融サービスにかかわる各業界では、顧客本位の観点から、顧客が自身に適した金融商品を選択しやすくなるサービス提供への期待が高まっています。
しかし、金融機関がこうしたニーズに応えるため、複数分野の金融商品を横断したサービスを展開していくと、それに付随する事務業務の煩雑化が加速し、効率的な事業運営や競争力強化の妨げになると考えられます。
この課題を受け、ＳＣＳＫサービスウェアは金融サービス仲介業者として登録を受け、金融機関の事務業務の受託範囲を拡大します。ＳＣＳＫサービスウェアが金融サービスの契約の媒介を含む有資格業務を受託できるようになったことで、各金融機関は、有資格業務まで含めた、幅広い業務をアウトソーシングできるようになります。取り扱い金融商品の多様化に伴う金融機関の業務負担を軽減し、事業運営の効率化やサービスの開発・深化を支援します。

２．ＳＣＳＫサービスウェアが金融サービス仲介業者として提供するサービス

ＳＣＳＫサービスウェアは金融サービス仲介業に登録することで、金融サービスの契約の媒介を含む有資格業務を受託できるようになりました。

ＳＣＳＫサービスウェアの登録業務、および提供予定のサービス例

預金等媒介業務
新規申込情報のデータ入力から、審査前の不備確認、預金口座開設の媒介まで、ワンストップで対応します。また、利用者へのコンタクトセンターサービスの提供や代位弁済事務など幅広く対応します。
有価証券等仲介業務
マイナンバーデータ入力や有価証券取引口座開設事務だけではなく、有価証券取り扱いの問い合わせ窓口業務や電話による契約媒介の受付など、外務員ライセンスを必要とするお客様サポートを提供します。
保険媒介業務
診断書テキスト化や保険代理店からの問い合わせに対応するチャットボットサービスの提供などに加え、保険募集人による新規契約者への商品説明や情報提供、契約確認の電話対応といった幅広いお客様サポートを提供します。

ＳＣＳＫサービスウェアの強み

ＳＣＳＫサービスウェアは、BPOサービスベンダーとして、銀行、証券、生命保険会社をはじめとする金融機関向けに、データ入力やコンタクトセンター業務など多岐にわたるサービスの実績から、金融事務業務における深い知見と実績を有しています。
また、2021年11月には、非常用電源やセキュリティ設備を備えた「多摩第三センター」を開設し、金融事務を含むさまざまな業務をより安定的に遂行できる環境を増設しました。

３．今後の展望

今回の金融サービス仲介業登録により、各金融分野の対応業務が拡大されるだけでなく、今後さらなる普及が予想される銀行・証券・保険の3分野にまたがった複合的な金融サービスの受託が可能となります。金融サービスがますます多様化・複雑化するなかで、ＳＣＳＫサービスウェアが有資格業務を含む金融事務領域を対応し、各金融機関が商品・サービス開発などの中核業務に注力できるよう支援します。またＳＣＳＫグループの総合力を活かし、システムソリューションの提供を含めた総合的なBPOサービスの提供を目指します。

４．金融サービス仲介業とは

金融サービス仲介業は、1つのライセンスで銀行・証券・保険の金融サービスをワンストップで仲介できる新たな業種で、2020年6月に金融商品販売法が「金融サービスの提供に関する法律」（金融サービス提供法）に改正された際に創設されました。
金融サービス仲介業とは、預金等媒介業務、保険媒介業務、有価証券等仲介業務または貸金業貸付媒介業務のいずれかを業として行うことをいい、内閣総理大臣の登録を受けなければ、これを行うことができません。ＳＣＳＫサービスウェアはこれらのうち、預金等媒介業務、保険媒介業務、有価証券等仲介業務について登録を受けています。

ＳＣＳＫサービスウェア株式会社について

ＳＣＳＫサービスウェア株式会社は、コンタクトセンター、ヘルプデスク、バックオフィス業務について、業務分析・設計から運用、改善まで、お客様に寄り添ったBPOサービスを提供します。「業務ナレッジ」と「IT」と「人財」を連携し、お客様の事業や現場の課題に即した最適解となるサービスを提供するビジネスサービスプラットフォーマーを目指します。
　URL ： https://www.scskserviceware.co.jp/