人を大切にし、活かすための取り組み
働きやすく、やりがいのある会社を目指して
ダイバーシティ&インクルージョン
SCSKサービスウェアは、ダイバーシティ&インクルージョンを重要な経営戦略の一つとして推進しており、多様なバックグラウンドを持つ社員が活躍しています。一人ひとりの多様性を認め、すべての社員がいきいきと働けるよう、様々なサポートをしています。
トップメッセージ
当社は、お客様事業や現場の課題に即したサービスを、お客様やパートナー企業様との共創を通じて、お客様業界の共通基盤となり得るサービスへと進化させ、社会に新たな価値を提供する「ビジネスサービスプラットフォーマー」を目指しています。
その実現に向けて、当社は社員一人ひとりの多様な個性や価値観を尊重するとともに、互いの力を最大限に発揮する事が出来る組織作りを進めています。刻々と変化する社会情勢に対応し、多様化するマーケットのニーズに応える価値あるサービスを提供し続ける為にも、ダイバーシティ&インクルージョンを重要な経営戦略の一つと位置付け推進しています。性別・年齢・障がいの有無や国籍などの「属性の多様性」に加え、「思考内容・能力の多様性」や「意見・見解の多様性」も含めた、組織に存在するすべての多様性を認識し、活かす職場環境づくりや組織風土醸成のための各種施策を実施しております。
SCSKグループでは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」を掲げ、守るべき3つの約束を宣言しています。その一番目が「人を大切にします」という約束です。当社にとって、事業の根幹を支える最も大切な資産は「人」であり、社員一人ひとりが安心して働く事が出来、すべての人材がその能力を最大限発揮する事が出来る「働きやすい」「働きがい」のある会社づくりを進めております。当社は、これからも「人」という大切な資産を活かして、社会へ新たな価値を提供し続けるとともに、社員のみならず当社事業に関わる全てのステークホルダーの皆様とともに持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。
代表取締役社長
渡辺 篤史
SCSKグループのダイバーシティ&インクルージョンの考え方
SCSKグループは、全ての人材がその力を最大限に発揮できる職場環境を目指し、D&Iの推進に取り組んでいます。
SCSKグループのD&Iは「多様な人材が互いに仲間として認め理解し合うことで組織力を上げること」を目的に、「属性」「思考内容・能力」「表明される意見・見解」の3つの観点から組織として多様性を互いに理解し活かす施策を展開しています。全ての人材の能力を最大限に引き出し、その力をSCSKグループの事業成長に活かすことで、持続的成長と新たな付加価値サービスを創造し続ける企業を目指しています。
3つの多様性に対する取り組み
当社は、SCSKグループのダイバーシティ&インクルージョンの考え方にある3つの多様性に対して、以下の取り組みを行っています。
属性の多様性
- 女性の活躍推進
- シニア人材の活躍推進
- 障がい者の活躍推進
- LGBTQに関する施策
思考内容・能力の多様性 / 表明される意見・見解の多様性
- 多様性を認める風土の醸成
属性の多様性
女性の活躍推進
真に女性が活躍できる組織風土の実現は、より広義なD&Iを実現していくうえで礎となると考え、各種施策を実施しています。
■女性活躍推進法における行動計画
計画期間 | 2022年4月1日~2026年3月31日までの4年間 |
---|---|
SCSKサービスウェアの課題 | (1)男性の育児休職取得率が低い (2)管理職に占める女性比率が低い (3)管理職になる資格を有する等級に占める女性比率が低い |
取組目標 | ・男性の育児休職取得率を30%以上にする ・2026年4月までに管理職に占める女性の割合を15%以上にする |
取組目標の推移 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|
男性の育児休職取得率 | 46.8% | 52.8% |
管理職(課長以上)に占める女性の割合 | 10.6% | 14.7% |
管理職候補(係長・マネージャー)に占める女性の割合 | 26.7% | 29.3% |
■主な取り組み
男性が育休を取得しやすい環境整備 | ・妊娠・出産報告時の面談導入 ・育児休職に関する動画セミナー導入 ・出生時育児休業の新設・運用整備 |
---|---|
女性管理職の育成促進 | ・管理職向け「女性活躍推進研修」の実施 ・役職者向け「女性管理職比率の定期レポート」の配信 |
管理職候補の育成 | ・女性社員向け「キャリアデザイン研修」の実施 ・昇格対象者向け研修の実施(男女関係なく実施) |
専門職人材の育成 | ・DX人材など専門職人材の選抜育成実施(男女関係なく実施)
※専門職人材の選抜育成実績:男性194名、女性75名(2023年度) |
その他 | ・小学生以下の子がいる社員の単身赴任禁止(配偶者の負担軽減が目的) |
具体的な取り組みについては、以下のサイトに記載しています。
女性活躍推進データベース(外部リンク)
シニア人材の活躍推進
すべての人材が年齢にかかわらず、その力を最大限発揮し活躍し続ける組織を目指し、シニアの活躍を推進するとともに、必要な制度や環境を整えていくことを重要な経営課題の一つとして取り組んでいます。
当社では、60歳の定年を迎えた正社員が、希望に基づき65歳まで勤務できる継続雇用制度を導入しており、継続雇用社員と契約社員を合わせ、約200名のシニア(60歳超)の方々が活躍しています。
継続雇用社員に対しては、人事評価を年1回実施しています。期初に目標設定を行い、それに基づき評価を実施し、評価結果を昇降給や賞与等の処遇に反映しています。
障がい者の活躍推進
各拠点に「障害者職業生活相談員」の資格保有者を配置し、入社後も、相談員が本人と必要に応じ関わりながら、障がい者の方の支援をしています。また雇用機会創出のため、国家資格を持つ、障がいのある方によるマッサージ施術を行う「ヘルスキーパー」を複数拠点で導入しています。
現在は全国で100名を超える障がい者の方々が様々な職種で活躍されており、今後も雇用機会創出や、社内勉強会などの啓蒙活動を行い、障がい者雇用を推進してまいります。
SCSKグループの障がい者雇用率
- 数値は2024年6月1日時点
■活躍されているロケーション
全国11都道府県、20センター
■活躍されている主な業務
- コールセンター
- バックオフィス
- ヘルプデスク
- ヘルスキーパー
- 清掃業務
沖縄センターのリラクゼーションルーム。国家資格を持つヘルスキーパーによるマッサージ施術を提供。
LGBTQに関する施策
すべての社員に対して、LGBTQなどの性的マイノリティ(性的少数者)に関する理解を促し、誰もが安心して働きやすい職場環境の整備、職場風土の醸成に取り組んでいます。
■働きやすい環境・ルール整備
- 家族の定義拡大
休暇や手当について、同性パートナーを配偶者相当とし、適用対象としています。 - 差別禁止の明文化と社内における適切な人事対応教育
LGBTQについての基礎知識をまとめたガイドラインを作成・管理職へ配布し、差別禁止を明文化しています。
また人材情報を取り扱う組織に対しては、研修を実施しています。 - 相談窓口の設置
社内外に相談窓口を設け、LGBTQの社員が直面する問題や不安について相談できる体制を整えています。
■意識改革・職場風土の醸成
- 適切なマネジメント教育
全社員に対しては、LGBTQに関する正しい理解促進のため、e-learningによる研修を実施しています。
また管理職に対しては、LGBTQ施策における管理職の役割を理解するため、 e-learningによる研修を実施しています。
思考内容・能力の多様性 / 表明される意見・見解の多様性
多様性を認める風土の醸成
当社では「コンプライアンス宣言」を策定し、働く社員の共通の価値観としています。コンプライアンス宣言では事業を営む上で最も大切にすることを3つ掲げています。
その中の一つ「私たちは、職場の仲間を大切にします」という宣言は、多様性を認める風土の醸成に関わる内容です。
多様な働き方を認め、信頼し合える「あたたかい職場」を築くことを掲げ、互いの人格を尊重し、人種、国籍、性別、宗教、信条、年齢、出身、身体的もしくは精神的障がい、性的指向・性自認・性表現など業務の遂行と全く関係のない事由に基づく差別やハラスメントなどは行いません。
コンプライアンス宣言は、一人ひとりの多様性を認め合い、互いを尊重して組織の力とする価値観を共有しており、ポスター掲示やカード配布を通して社員がいつでも閲覧できるようになっています。毎月各職場では、コンプライアンス宣言に対する活動状況について一斉点検が行われます。